EeePC901でAndroid-X86-2.3を動かす
外に出かけたときにLuaridaプログラムを組もうとすると、やっぱり、XPERIA mini Proのキーボードでは小さいので、愛機のEccPC901を起動してエディタでプログラムを作り、DropBoxかUSB経由でプログラムを転送してXPERIAでテストすることになります。
EeePC901でエミュレータを動かすという手もあるのですが、EeePC901のスペックではエミュレータが遅すぎてとてもエミュレータを使う気にならない。
まぁ、何も考えずにEeePCでプログラミングをしていたのですが、昨日、EeePCにX86版のAndroidをインストールすれば全て解決するのではないかということに気が付きました。
そこで、早速、愛機のEeePC901でAndroidがブートできるようにしてみたので防備録として書いておきます。
AndroidのEeePC用イメージをダウンロードする
EeePC用のAndroid-X86のisoファイルは、「Android-x86 - Porting Android to x86」というサイト(ここです)からリンクをたどっていくとダウンロードできます。
サイトトップに What is new? があるので、見てみると、Android-x86 2.3 RC1 (Test build 20110828)のテストビルド版と、Android-x86 2.2-r2のリリース版がありました。
とりあえず、v2.2とv2.3の両方をダウンロードしてみようと思い、v2.3のテストビルド版のリンクを押して移動します。
すると、リリースの画面でさらにwww.android-x86.orgへのリンクがあるので、リンクに行きます。すると画面下のほうに、「StableRelease」と「UnstableReleases」があり、v2.3とv2.3の両方のisoファイルがダウンロードできたので、Viewを押して両方ダウンロードしました。
イメージファイル(iso)をUSBメモリに書き込む
次にUSBメモリにこれを書き込むことにします。ブート用のUSBメモリを作成する必要があるのですが、いろいろなOSのインストール用USBメモリが作成できることで有名な「UNetbootin」を使ってブート用のUSBメモリを作成します。
「UNetbootin - Homepage and Downloads」を開き、Windows版をダウンロードします。サイトはここです。左上のfor Windowsボタンを押してしばらく待つとダウンロード可能になります。
ブート用のUSBメモリを作成する
ここからはEeePC901で作業しています。ダウンロードしたUNetbootinを起動します。ダウンロードしたunetbootin-windows-563.exeファイルはインストールファイルでも圧縮ファイルでも無く、UNetbootinの実行ファイルなので、そのまま実行します。
先ず、ブートに使用するUSBメモリをEeePC901に挿してunetbootin-windows-563.exeを起動します。
ディスクイメージを選んで、v2.3のisoファイルを指定しまた。USBドライブは環境によって違うと思いますが、私のEeePC901は改造しており、4GBのCドライブ、8GBのDドライブのどちらも外して、64GBのSSDが一枚入っているだけなので、USBメモリがDドライブと認識されています。これでOKを押します。
するとUSBメモリへの書き込みが始まります。
書き込みが終了すると、再起動するか終了するかを聞いてくるので、ここは終了を選びます。
EeePC901のBIOS設定
EeePCは通常、BootBoosterがEnableになっていると思われるので、BIOS画面を出すために、電源を入れた後、ひたすら F2 キーを連打します。そうすると、下のような画面が出て、F1 キーを押すと、BIOS設定画面が出てきます。
BIOSのBOOT設定のところのBootBoosterの設定をDisableにします。
そして、BIOS設定をSAVEしてEXITします。
USBメモリからブートする
いよいよ、Android-x86 2.3 RC1を起動します。ESCキーを押しながら電源を入れます。しばらく待つと、また下のような画面がでるので、F1 キーを押します。
すると、HDDとUSBのブートメニューが出てきます。ここで、Generic ATORAGE SEVICEを選びます。SDカードを挿している場合はもう一つSimple....と出てきますが、それを選んではいけません。
Generic ATORAGE SEVICEを選ぶと、さらにメニューが出てきます。これはモード設定なのでDefaultを選びます。このままEnterを押しますとブートが始まります。
Android-x86 2.3 RC1のブート開始
Android-x86 2.3 RC1のブートが始まりました。最初に/dev/sdb1を見つけます。
次に、画面表示が小さくなり、
見慣れたANDROIDのロゴが出てきます。
そして、まもなく、Android-x86 2.3が立ち上がりました。
ローカライズなどの設定は保存されない
USBブートで起動したので、この状態からいろいろ設定しても、データは保存されません。時間を見つけてHDDに保存した後、セットアップしてみたいと思います。
さいごに、EeePC901のキーボードとAndroid-x86 2.3のキー割り当てを書いておきたいと思います。
- Android ホームボタン ----- EeePC901 Windows キー
- Android 戻るボタン ------- EeePC901 ESC キー
- Android メニューボタン ---- EeePC901 メニューキー(カーソルの隣)
- Android 電源ボタン ------- EeePC901 電源キー
- Android 検索ボタン ------- EeePC901 Tabキー
- Android スリープボタン ---- EeePC901 F5キー(スリープから復帰するには、Tabキー連打します)
マウスはやWifiは普通に使えました。カメラはダメでした。
スリープからの復帰はたいへんです。画面を切り替えることができるキーを連打すれば復帰してきます。Tabキーは検索画面に遷移するキーなので連打していると復帰します。
v2.2と比較した後、HDDインストールをしてみたいと思います。