コンピュータを楽しもう!!

今、自分が面白くていろいろやってみたことを書き綴りたいと思います。連絡先はtarosa.yでgmail.comです。

mruby搭載ボードGR-CITRUSでRuby言語を使っみよう 1.初めてのRubyプログラム 1.3.新規Rubyプログラムの開始

1.初めてのRubyプログラム
1.3.2.GR-CITRUSのセットアップ

 作成したいRubyプロクラムに使いたいmrbgemやクラスがGR-CITRUSに入っていない場合、「フォルダを開く」以降に準備したリリースバージョンとかバリエーション環境をGR-CITRUSに書き込む必要があります。
 GR-CITRUSバリエーションを書き込む手順の説明をします。

 いよいよ、GR-CITRUSとPCをUSBケーブルで接続します。説明はOSがWindows10の場合について行います。基本的にVS-Code RubicのサポートOSは、Windowsの場合Windows10となります。

 マイクロUSBケーブルをGR-CITRUSに接続します。
 今、バリエーションで選ばれているファームを書き込みます。「ファームウェアをボードに書き込む」ボタンを押します。

 
 画面上部に「ボードにファームウェアを書き込んでよろしいですか?」と表示されるので「はい」を押します。

 VS-Code RubicがGR-CITRUSを認識して画面下のステータスバーがオレンジ色になります。ステータスバーは表示にしておくと、色で通信状態が確認できて便利です。
 画面上部に「GR-CITRUSのリセットスイッチを押してください」と表示されるので、実際にGR-CITRUSのリセットボタンを押してください。そして、「はい、スイッチを押しました」ボタンを押してください。

 VS-Code RubicはGR-CITRUSのリセットボタンを押す前に、PCにマウントされている外部ドライブと、リセットスイッチを押した後に増えた外部ドライブを比較して、GR-CITRUSの外部ドライブマウントを検出しています。
 画面上部に作業中の操作アイコンが出た後、ファームの書き込み動作を行います。

 ファームの書き込みが終了すると画面上部に「GR-CITRUS上のLED点滅が止まるまで待機してください」という表示がでます。
 この表示が出た後、GR-CITRUS上のLEDの点滅が終了するまで待ちます。そして、終了したら「はい、点滅の停止を確認しました」ボタンを押します。

 ファームウェアの書き込みに成功していれば、画面上部に「ファームウェアの書き込みが完了しました」と表示されます。

ファームウェアの確認

 ファームウェアを書き込めたので、その確認をしたいと思います。ファームウェアを確認するには、シリアル接続する必要があります。「接続先未接続」ボタンを押します。すると画面上部に接続ポートの一覧が表示されます。ここでGR-CITRUSを選びます。

 接続を選ぶと接続先のボタンにポート名が表示されます。これで接続先の設定は終了です。この時点では、まだVS-Code RubicとGR-CITRUSは接続されていません。実際に接続しているときには、画面下のステータスバーの色が変わります。

 「接続テスト」ボタンを押してしばらくすると、画面下のデバッグコンソールにファームウェアのバージョンや日付、対応しているmrbファイルのバイトコードバージョン、RAMサイズが表示されます。
 そして、画面上部に「接続テストに成功しました(詳細は「デバッグ コンソール」を確認してください)」と表示されます。確認後「閉じる」ボタンを押してください。

 以上で、新規Rubyプログラムの開始準備が全て終了しました。次からは、Rubyプログラムを作成してみます。

次の項目「1.4.RubyプログラムをGR-CITRUSで動かす」はこちらです。