コンピュータを楽しもう!!

今、自分が面白くていろいろやってみたことを書き綴りたいと思います。連絡先はtarosa.yでgmail.comです。

Wakayama.rbボードにmotファイルを書き込む方法

Wakayama.rbで開発しているmrubyを実装したRubyボード(Wakayama.rbボード)のRubyシステムを書き換える方法を説明します。
motファイルは、githubに公開されているWakayama-mruby-boardリポジトリのWRBB*フォルダ以下にwrbb.motという名前で保存されています。
自分が欲しいmotファイルが見つからない場合は、各自でソースをmakeしてmotファイルを作成してください。make方法はSlideShareRuby関西勉強会発表資料 に書いています。

FDT(Flash Development Toolkit)のダウンロード

FDT(フラッシュ開発ツールキット)の無償評価版をルネサスのサイトからダウンロードします。2015/11/24現在では「フラッシュ開発ツールキット V.4.09 Release 02」が最新でした。
FDT無償版をダウンロードするには、My Renesasにユーザ登録しておく必要があります。
ユーザ登録したら、FDT無償評価版のダウンロード画面から「無償評価版フラッシュ開発ツールキット V.4.09 Release 02」を選択します。

「同意」を求められるので同意します。

ダウンロードボタンを押します。

My Renesasにログインすると、自動的にダウンロードが開始します。

FDTのインストール

fdtv409r02.exeを実行してFDTをインストールします。
実行すると聞いてくるので、OKします。

Nextを押します。

Asia (Japanese)を選んでNestを押します。

acceptを選んでNextを押します。

USB Driversだけでいいと思うのですが、とりあえずこのままNextを押します。

Nextを押します。

Nextを押します。

Installを押します。

Installが始まります。

インストールが終了すると、この画面になります。
Finishを押すと、インストールは終了です。

motファイルの書き込み準備

まずは、ブレッドボードなどの接続に使用するジャンパ線を用意します。

これをWakayama.rbボード(WRBボード)の下記の部分に差し込みます。MDと書いています。JP1とも書いています。

拡大した写真がこれです。

ジャンパ線を差し込んだらリセットボタンを押します。

FDT Basicの起動

FDT Basicを起動する前に、ジャンパ線を差し込んだらWRBボードのリセットボタンを押しておいてください。
FDT Basicを起動して「新規設定」を選びます。初めての場合は、自動的に新規設定画面になるかもしれません。

バイスカーネルの選択は、一番下の「Generic BOOT Device」を選びます。「次へ」を押します。

通信ポートの選択は「USB Direct」を選びます。「次へ」を押します。

WRBボードと接続している場合は下のメッセージが出るかもしれませんが、出たときは「OK」を押します。

VID等が表示されるので「OK」を押します。

バイスを聞いてくるので、RX600シリーズのLittieEndianで「OK」を押します。

そうすると、汎用デバイスの確認がすべて通ります。

OKするとクロックの設定画面が出ます。12MHzで「次へ」を押します。

書き込みオプションはこのままで「完了」を押します。

設定が終わって、USB接続が完了します。

USB接続で書き込む

「File Selection」「User / Data Area」にチェックして右向き黒三角ボタンを押し、「参照」を選び、書き込むmotファイルを指定します。今回書き込むのは「wrbb.mot」です。

スタートを押すと書き込みが始まり、あっという間に終了します。

あとは、「デバイスとの切断」を押すと下の画面が出て「OK」を押すとUSB接続が切れます。


これで、Wakayama.rbボードへのmotファイルの書き込みは終了です。