IchigoJamのファームを書き換える
IchigoJamを買いました。いじっているうちに暴走させてしまい、動かなくなったので、ファームを焼きなおしました。その方法を備忘録として書いておきます。
IchigoJamの回路図はこのページに載っています。
USB-シリアル変換基板の用意
IchigoJamにファームを書き込むために、IchigoJamとPCをシリアル接続する必要があります。ちょうど手元にあった秋月電子で600円で売っている超小型USBシリアル変換モジュールを使うことにしました。
図のように、IchigoJamのスライドスイッチをOFFにしておいて、USBシリアル基板とIchigoJamを接続します。
USBシリアル IchigoJam TxD ----- RxD RxD ----- TxD GND ----- GND ISP ----- GND RESET --- GND
IchigoJamのISPもGNDにつなぎます。そして、IchigoJamのRESETもGNDにつないでおきます。RESETはスイッチオンした後にGNDから抜きます。
Flash Magicをダウンロードします
Flash Magicをダウンロードします。サイトはhttp://www.flashmagictool.com/です。画面右のDownloadからFlashMagic.exeをダウンロードします。
Flash MagicをインストールしたらFlash Magicを起動します。USBシリアルポートが割り当てられているCOM番号を調べてFlash Magicに設定します。COMポートを調べるにはTeraTermを立ち上げるのが一番早いかもしれません。ここではCOM4です。
Flash Magicの設定をします
図のように、LPC1114/102を選択し、COM4、ボーレートを115200にします。Verifyにもチェックを入れておきます。
IchigoJam起動
IchigoJamの電源スライドスイッチをオンにします。その後、GNDに接続したRESETのコードをはずします。この状態でIchigoJamがファームの読み書きができる状態になっています。
ファームの書き換え
現在のIchigoJamのファームを読み出してみます。Flash MagicのDisplay Flash Memoryを選択します。下図の虫眼鏡のアイコンです。
下図のようにメモリの内容がダンプされます。ダンプされれば接続が成功しています。
次に、ファームの書き換えを行います。Browseで最新ファームのhexを選びます。
Startボタンを押します。書き込みが開始され、Finishedが出れば終了です。
IchigoJamを起動してみる
スライドスイッチをオフにしてISPのコードを外します。
TeraTermを起動します。COM4を選択し、USBシリアルと接続します。次に、シリアルポートの設定を開いてボーレートを115200にします。
次に、端末を設定します。32×24にすると、IchigoJam画面サイズになりますがキャラクタが違うのであまり関係ないかな。
受信はAUTOにして送信はCR+LFにします。後、ローカルエコーにしないと入力文字がわかりません。
この状態で、IchigoJamのスライドスイッチをオンすると下のような画面になれば、ファームの書き換えが成功しています。
これで、新規ファームにアップデートしていけるようになりました。ファームをアップデートしても、SAVEしたプログラムは消えていませんでした。