SmartWatchのサンプルソフト

SmartWatchの開発環境が作れたので、Smart Extension SDK に入っているサンプルソフトをビルドしてSmartWatchエミュレータで動かしてみたいと思います。
前回のブログでインポートができないと書きましたが、.projectと.classpathファイルを追加するだけで、うまくインポートができたので、その紹介を兼ねて書いておきます。

SampleControlExtensionのインポート

サンプルSampleControlExtensionには、以下の4つのファイルがあります。

res/
src/
AndroidManifest.xml
default.properties

これらのファイルに、.projectと.classpathという2つのファイルを追加します。中身は下記です。
.projectファイルです。タグの「SampleControlExtension」は、サンプル名(フォルダ名)となります。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<projectDescription>
	<name>SampleControlExtension</name>
	<comment></comment>
	<projects>
	</projects>
	<buildSpec>
		<buildCommand>
			<name>com.android.ide.eclipse.adt.ResourceManagerBuilder</name>
			<arguments>
			</arguments>
		</buildCommand>
		<buildCommand>
			<name>com.android.ide.eclipse.adt.PreCompilerBuilder</name>
			<arguments>
			</arguments>
		</buildCommand>
		<buildCommand>
			<name>org.eclipse.jdt.core.javabuilder</name>
			<arguments>
			</arguments>
		</buildCommand>
		<buildCommand>
			<name>com.android.ide.eclipse.adt.ApkBuilder</name>
			<arguments>
			</arguments>
		</buildCommand>
	</buildSpec>
	<natures>
		<nature>com.android.ide.eclipse.adt.AndroidNature</nature>
		<nature>org.eclipse.jdt.core.javanature</nature>
	</natures>
</projectDescription>

.classpathファイルです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<classpath>
	<classpathentry kind="src" path="src"/>
	<classpathentry kind="src" path="gen"/>
	<classpathentry kind="con" path="com.android.ide.eclipse.adt.ANDROID_FRAMEWORK"/>
	<classpathentry kind="con" path="com.android.ide.eclipse.adt.LIBRARIES"/>
	<classpathentry kind="output" path="bin/classes"/>
</classpath>

この2つのファイルを追加して下記のようなファイル構成にし、EclipseのインポートでSampleControlExtensionフォルダを選択するだけで無事インポートできました。

SampleControlExtension/res/
SampleControlExtension/src/
SampleControlExtension/.project
SampleControlExtension/.classpath
SampleControlExtension/AndroidManifest.xml
SampleControlExtension/default.properties

環境によって違うかも知れませんので、ダメな場合は、前回のブログに書いたライブラリをインストールした方法プロジェクトを新規作成した後、src以下のフォルダとres以下のフォルダを削除した後、上にあるresフォルダとsrcフォルダとAndroidManifest.xmlを上書きコピーしてください。

同様にして、SampleWidgetExtension、SampleSensorExtension、SampleNotificationExtensionもインポートしました。

サンプルを動かしてみる

SampleNotificationExtensionをSmart Extension Emulatorで動かしてみたいと思います。AVDのXPERIAエミュレータを起動してデバッグでSampleNotificationExtensionを動かしたのですが、エミュレータにSampleNotificationExtension.apkをインストールして終わってしまいます。デバッグできないのでしょうか？とりあえず、インストールはできました。
Smart Extension Emulatorを起動するとこんな感じです。

メニュから「Extension Preferences」を選んでアプリの設定をしてみます。

Sample Notification Settingsが表示されるのでタッチして選びます。

設定メニュが出てきます。

READ MEをタッチすると説明が出てきました。Activeにするとイベントを発生させるみたいですが、よく分からないなぁ・・・。
イベントを見ると何かイベントが発生したときに表示が更新されるようですが、これは説明を見てみないと分からないですね。

まあ、とりあえず、サンプルアプリのビルドとエミュレータで動かすことはできました。
SampleControlExtensionサンプルが、画面タッチや画像変更などを行うサンプルのようなので、ここら辺から勉強していこうかなと思います。

GitHubに登録

今回インポートしたサンプルプロジェクトをGitHubに上げておきました。

• SampleNotificationExtension
• SampleControlExtension
• SampleWidgetExtension
• SampleSensorExtension