DEMOJMのシリアル通信を自前で作成する
JM128用のDEMOJM基板ですが、元々の機能として、以前の日記に書いたように、PCとシリアル通信を行う機能を持っています。
ただし、この場合、シリアルの処理速度に問題があるのか、速い通信がうまく行きません。そこで、自前で通信部分を自作することにしました。
シリアル通信部の特定
回路図を見ると、JM128のUARTとPEmicroの制御回路はJ4で繫がっていることがわかります。
実際の場所は下の写真の丸で囲んでいるところです。
本来はこの場所にはジャンパが刺さっていて、PEmicroの回路に接続されていますが、このジャンパを取り去って、TxD1(2ピン)とRxD1(4ピン)の信号を自作回路に持ってこようと思います。
通信回路の設計
自作の通信回路はPCとシリアル通信ができるものにします。PCとの通信には、RS232CとUSBを用いた通信の両方ができるものを作りたいと思います。そこで、基板上にジャンパを用意して、RS232CかUSBかを切り替えられるようにしました。下に回路図を示します。
この回路の場合、RS232Cの通信ケーブルはストレートケーブルとなります。
使用パーツは、RS232Cの通信には、max232コンパチのSP232AEPというICを使っています。0.1uFのコンデンサのみでRS232C通信用の±電圧を作ってくれます。
また、USBとの通信にはマイクロテクニカ製のUSB-MOD-miniを実装しました。FT232RQというICを実装しており、これだけで、USB認識とシリアル通信ができてしまいます。
自作基板
これが自作した基板です。
これでTxD1,RxD1のUART通信がUSB、RS232Cのどちらでも通信できます。下の写真は試しにRS232C経由でDEMOJM基板と通信しているところです。黄色と白色の線はBDM端子から5VとGNDを持ってきています。
この基板で、115200bpsの通信ができるところまでは確認しました。
本当にやりたいことリスト
(ブログの終わりにやりたいことを書いておきたいと思います)
- 求職活動・・・このブログで興味を持った人一声かけてください。m(_ _)m
- Androidプログラム
- Web系のプログラム